審査の申し込みは3つするべき?複数申込がおすすめの理由
この記事では住宅ローンの本審査に複数申し込んでも問題ないか、キャンセルするならどのタイミングがいいか解説しています。本審査は、正式なローン契約に向けて、借入条件などを決定する最後の審査です。
仮審査が通れば、本審査も通る可能性は高いですが、実際には本審査の結果が出てみなければ分かりません。本審査の結果を待ってからほかの金融機関へ申し込んでいては時間がかかり過ぎます。
このような背景があり、この記事では、本審査の複数申し込みをテーマに解説していきます。
住宅ローンの審査の流れを理解することが重要
住宅ローンの仮審査に複数申し込むのはいいとして、本審査で複数の金融機関に申し込むのは良いかどうか気になる人もいらっしゃるでしょう。
結論を言えば、複数の申し込みは問題ありません。ただ、どの段階で、借り入れをしない金融機関にキャンセルを申し出るかによって影響が異なります。
本題に入る前に、一般的な審査の流れについて解説していきます。
住宅ローンの審査内容を確認しよう
住宅ローンを利用できるかどうか、希望の金額を借りられるかどうかなどは、金融機関や保証会社による審査によって決まります。仮審査では審査のメインとなる収入や住宅ローン以外の借入金、職業や勤続年数など、簡単に確認できる項目を審査します。
本審査では、保証会社も加わり、不動産の価値判断や仮審査の内容の再確認など、正式に契約する上での条件を決定します。複数の審査に申し込んでいいかどうか気になるのは主に本審査に対してではないでしょうか。
住宅ローンの審査の流れでキャンセルのタイミングがわかる
トラブルなくキャンセルするためにも、審査の流れを知っておく必要があります。今回は、住宅を購入するときの一般的な流れを紹介していきます。金融機関や物件(注文住宅など)によって流れは異なりますので、詳しくは金融機関や不動産会社にお問い合わせください。
- 購入申し込み
仮審査(事前審査)・・・当日~1・2週間 - 不動産売買契約の締結 ※手付金の支払い
本審査・・・1週間~2・3週間 - 住宅ローン契約(金銭貸借契約)の締結
簡素化すると、この3ステップになります。購入の申し込み前後に仮審査をし、売買契約時に本審査をする流れです。キャンセルするポイントで悩むのは、「2」の前後や「3」の前後だと思います。では、本題であるキャンセルについて見ていくことにしましょう。
住宅ローンの本審査 複数申し込みは問題なし
金融機関に複数申し込みをしても問題ないか問い合わせると、「問題ない」という回答を得られるでしょう。金融機関としても本審査をしてみなければ本当に貸せるかどうか分かりません。ただキャンセルするタイミングによっては影響が出ますので注意が必要です。
住宅ローンの本審査に通った金融機関にキャンセルをするタイミングと影響
ここでは本審査に通ったタイミングでのキャンセルの影響を中心に解説していきます。先ほど紹介しました流れに沿って見ていきましょう。
本審査に通ったあとのキャンセルとその影響
売買契約締結後で本審査の結果が出たあとにキャンセルする場合、手付金を放棄する必要が出る可能性があります。つまり金融機関の影響ではなく、不動産会社の影響があります。
手付金は、一般的に解約手付とされ、契約締結後に買主の都合で解除する場合、手付金放棄することが契約書に盛り込まれています。
手付金の上限は、購入金額の20%ですので、3,000万円の住宅なら60万円です。この60万円を売買契約の締結時に支払うことになり、解除したい場合は放棄するしかありません。しかし、当然ですが契約内容によって変わるため、あらかじめ確認をしておくようにしましょう。
ただ、契約書に「ローン特約」があり、本審査で承認を得られなかった場合は買主側の都合とされず、手付金は戻ってきます。契約もなかったものになりますので、手付金の返ってくる「ローン特約」の有無も確認してください。
念のため再度確認しますと、この段階で契約しているのは不動産売買契約ですので、手付金は不動産会社との契約に関してのみです。
金融機関との契約はしておりませんので、この段階で複数の金融機関の本審査に通り、キャンセルする場合は、金融機関に対しては問題ありません。つまり、ブラックリストのようなものに載ることもありません。
住宅ローン契約を結ぶ前であれば金融機関にキャンセルを申し出ることができますが、忘れることがないよう、いつまでならキャンセルできるか、聞いておきましょう。
「住宅ローン契約の1ヵ月前まで」など、金融機関の手続きによって違います。いずれにせよ、本審査のキャンセルをするなら、なるべくはこの段階になるでしょう
住宅ローン契約締結後のキャンセルとその影響
住宅ローン契約を結んだあとについては、各銀行での契約内容により大きく変わる為、あまり詳しく書くことができません。ただ、A銀行の住宅ローン契約書の見本を見ると、「融資が実行されて契約が成立する」と書かれています。また「必要経費がない、抵当権が設定できないなど条件が整わないと融資実行しない」とあります。
このことから、融資実行日までならキャンセルできるかもしれません。契約内容によりますので、直接、金融機関に問い合わせることが確実です。
本審査に申し込むのは多くとも3つまで
いつでもキャンセルできるといっても、相手のあることですので、買主側の都合だけでキャンセルするのではなく、あらかじめキャンセル期限を聞いておき、できるだけ期限を守るようにしましょう。
不動産売買契約に「ローン特約」があれば手付金が返ってきますが、契約書に対象となる金融機関名を記載します。契約書にない金融機関は対象外となりますし、とりあえず手あたり次第、本審査に申し込むのは大変です。
特に本審査に申し込む金融機関に上限はないと思いますが、多くとも3行程度にしておきましょう。おそらく売買契約締結前に不動産会社の担当者と相談することになると思いますので、なるべく早めに聞いておきましょう。
住宅ローンを複数申し込むおすすめの理由は?
審査期間の問題
最初にもお伝えいたしましたが、住宅ローンの審査には時間が長くかかります。
場合によってはひとつの審査で合計1ヵ月程度、時間がかかる場合もあり、本審査の結果を待ってから次の金融機関へ申し込んでいては時間がかかり過ぎます。
その為、あらかじめ複数の住宅ローンに申し込むことで、万が一に備えることができます。
自分に合った住宅ローンを選べる可能性を広げる
住宅ローンの審査は、一般的に8割通ると言われています。
しかし、金利が低い銀行だと審査も厳しい場合が多く、また金利以外にも様々な比較すべき点がある為、その中で自分にあった住宅ローンから複数の住宅ローンを申し込むことがおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか。住宅ローンの複数申し込みは問題ありません。しかしキャンセルするタイミングによって影響が異なることを紹介しました。また本審査に申し込むのは多くとも3つ程度にし、本審査までに専門家と相談しながらどの金融機関に申し込むか絞り込んでいきます。
住宅は大きな買い物です。しかし建築の知識だけでなく、契約内容や慣習などの不動産取引、住宅ローン、団信などの保険と、様々な知識が必要です。どれをとっても理解するのに一定の時間が必要ですので、基本的には余裕がないとスムーズには進めることはできません。
安心して住宅を手に入れるためにも、情報収集をしっかり行い、計画を立てて進めていきましょう。
おすすめ住宅ローンPICK UP

適用金利 |
変動金利 (通期引下げ) |
年 0.298%
2023年12月適用金利 WEB申込コース(通期引下げプラン) 変動金利 自己資金20%以上の場合 自己資金20%未満の場合、表示金利+0.022% |
---|---|---|
固定7年 |
年 1.478%
2023年12月適用金利 WEB申込コース(通期引下げプラン) 固定7年 自己資金20%以上の場合 自己資金20%未満の場合、表示金利+0.022% |
|
固定10年 |
年 1.698%
2023年12月適用金利 WEB申込コース(通期引下げプラン) 固定10年 自己資金20%以上の場合 自己資金20%未満の場合、表示金利+0.022% |
|
固定20年 |
年 3.298%
2023年12月適用金利 WEB申込コース(通期引下げプラン) 固定20年 自己資金20%以上の場合 自己資金20%未満の場合、表示金利+0.022% |
保証料 | 無料 | 保障 |
|
---|---|---|---|
事務手数料 | 借入金額×2.20%(税込) | 審査期間 | 1~2週間程度 ※時期により異なります。詳細は同社WEBサイトをご参照ください。 |
繰上げ返済 手数料 |
無料 固定金利特約期間中の全額繰上返済は所定の手数料がかかります。
|
来店 | 不要 |
団体保険料 | 無料 | 返済方法 | 元金均等返済/元利均等返済 |
みんなの口コミ
掲載数14件
金利の安さで選びました。
満足度:
4.0
不動産業者の紹介で0.6%くらいで借りれそうだったのですが、ネット検索したところ、さらに安いローンを見つけて飛びつきました。さらに団信や疾病に対する保障も無料でついているのはよかったです。審査は厳しいようですが。保障料が要らないのはメリットかな?
とにかく手続きがやりやすいです。
満足度:
5.0
住信SBIネット銀行を選んだのはネット上でほぼ全ての手続きが完了して、実店舗に行く煩わしさが全くなかった事、そしてネット上での口コミがとても良かった事がその理由です。今まで何度か所有していた不動産のローンで他の銀行のローンを利用していましたが、住信SBIネット銀行の住宅ローンが使い勝手という意味では一番良いと思います。変動金利型を選んだのは固定金利よりも格段に安いからです。固定金利と比べて半分以下の金利のため、固定金利を選ぶよりも変動金利型のメリットをしばらくは十分に享受しようと考えました。
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満足度:
4.0
金融機関と建築会社の方にお任せしたプランで契約しました。当時は家の打ち合わせなども忙しくあまり知識がなかったのでプロに任せるのが一番だと思って契約しました。地元で一番大きくメジャーな金融機関ですので安心感があります。普段使いしている口座も所有しているので預け入れや残高確認をする為だけにわざわざ出向くことがなく便利です。近隣エリアではATMの件数も多いので利用しやすいです。契約時には金融機関の方からの依頼でデビットカードを作成しました。後から解約しても良いが契約時には作成してほしいという流れだったと思います。しかしその後解約するのを忘れてしまい、翌年に年会費3000円が引き落とされていました。
低金利で借りられることと疾病保障が手厚いことには満足しています。
満足度:
4.0
フリーランスという職業柄様々な客先に出向かなくてはいけないので、ネット銀行のようにネット一つで手続きから借り入れができるサービスがとても便利でした。やや審査に時間がかかったのは不満ですが、厳しい審査基準を設けているものだと思えば何らストレスにはならなかったです。特に住信SBIネット銀行の変動金利制は格安の金利で利用することができるので満足感は大きいです。基準はやや厳しめですが、疾病保障もオプションで付いてくるのはありがたかったです。
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満足度:
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金利が安い、何度も出向かなくて済む、という点が良かったです。
満足度:
4.0
ネット銀行であり人件費が他より抑えられるからか後から金利が安めである事を知り満足しました。手続きも面倒だと感じる機会はなく、対面で相談したい場面もなかったので特に困りませんでした。満足度が★5でない理由は、自身が良く分からず変動金利にした事でした。時勢に左右されない固定金利にしておけば良かったと感じています。
低金利で返済できる時にまとめて返済できるというところが魅力でした。
満足度:
4.0
住信ネット銀行の住宅ローンを利用した理由は三つあります。まずは住信ネット銀行の口座を持っていて、投資などで付き合いがあるからです。サービスがよく、お客目線の対応をしているので好印象を持っていました。低金利であることも重視しました。借りる方の立場からすればなるべく低金利の方が良いので、住信ネット銀行の住宅ローンははじめから候補に挙がっていました。決め手になったのはまとめて返済ができるというところです。
繰上げ返済手数料が何度でも無料という点は特筆すべきサービスです!
満足度:
5.0
返済方法を「元利均等方式」、「元金均等方式」のいずれかをユーザーが選べると言う点はとにかく凄いですね。また、繰上げ返済が一ヶ月に何度しても手数料が無料という事も特筆すべきサービスです。繰上げ返済の利便性というものは、その住宅ローンがどれだけ優れているか知る事が出来る一つの物差しだと思います。
申し込みがネット上で完結できるので、これだけでも満足度は高いと思います。
満足度:
5.0
休日でもネット上で申し込めるのでゆっくりと家族と相談をしながら手続きが出来るのは会社員にとって嬉しい限りです。ネット上では借り入れの種類によって必要な書類などがわかりやすくまとめられています。他の銀行ですと借り入れの種類を全てまとめて案内をしている事が多く、自分の場合はどの書類を用意したら良いのだろうと迷ってしまうことがあります。その点から住信SBIネット銀行は借入時の案内がとても分かりやすくて好感が持てます。
返済プランは少し長めに期間をとり、住宅ローン控除を最大限に生かせるようにしました。
満足度:
5.0
控除期間が終わった段階で繰り上げ返済をしていければと考えています。手続きはスピーディーであっとういう間に完了しました。分譲は提携の金融機関がありますが、念のため他社の情報も調べた方が良いです。交渉材料にもなります。フラット35と悩みましたが、団信が欲しかったこと、疾病保証がついてくるので20年固定にしました。
他社と比較しても圧倒的に低金利で利用できるので申し分ないです。
満足度:
4.0
大手信託銀行の子会社にあたるネット銀行ということと、長年経営されている信頼感から利用を決めました。 また、以前勤めていた職場の知人も住信SBIネット銀行を利用して住宅ローンを借りており、評判が良いことを直接聞いていたことも決め手になりました。 金利面では、他のネット銀行と比べて低金利で利用できる点が大きかったです。 中でも変動金利制は特に低い金利で利用することができるので、迷わず選択しました。 実際に利用してみても他にない金利の低さだったので利用して正解でした。
金利が、ネット銀行の中でも一番低い水準です。
満足度:
5.0
大手銀行と比較して、金利が圧倒的に低く、価格競争では太刀打ちできないレベルだそうです。大手は信用性やサポート面で優位は保っていますが、特に若い方はネット銀行に抵抗のない方も増えているので、いずれ劣勢になると思います。ネット銀行なので書類や手続きを自分で揃える手間がかかりますが、特に問題はありませんでした。500万円もの節約になるとわかれば、休日を返済して取り組めます。
変動金利の低さは他の銀行と比べてもトップクラスではないでしょうか。
満足度:
5.0
実店舗に行かなくても良いというのはサービス度が高いです。忙しいサラリーマンですとなかなか平日に店舗に行く時間などあまりないものです。住宅ローンは金利の安さが一番で、その点だけでも住信SBIネット銀行は合格なのですが、その他の付随サービスなどトータル面でも充実していると思います。私は男性ですので対象外ですが、女性にはガン診断給付金もサービスで付帯されるというのは良い事だと思います。
他行よりも金利が安く、満足しています。
満足度:
4.0
当時、SBI銀行をメインバンクとして使っており、優遇を受けれるのではないかと考えてこの金融機関を選びました。他社比較をして決めたわけではなく、SBI銀行前提で借りれなかったり、よほど金利が高かったら他を検討しようと言う考えでした。金利が特別高い事もなく、ローン審査も通った為、SBI銀行にそのままお願いしました。金利タイプについては当時、こういった事にあまり詳しくなかった為、周りの方で住宅ローンを組んでいる方にどちらの金利タイプかを聞いて、自身も同じにしたと言う感じです。